英語の語順2
英語は品詞によって置く場所が左右されます。
そのため、その単語が持つ意味がどの品詞であるかを理解することは重要です。
英語には、その形態や機能から大きく分けて10個の品詞があります。
①名詞
②代名詞
③形容詞
④動詞
⑤副詞
⑥助動詞
⑦前置詞
⑧冠詞
⑨接続詞
⑩間投詞
名詞と代名詞
端的に言うと、「名詞」は「ものの名前」で、「代名詞」は「名詞の代わりになる言葉」です。
「人・事・物・場所・方角など」を表します。
「主語」や「目的語」になる場合、語順は5つの文型に当てはめます。
また前置詞を伴うことで文章を説明・補完することもできます。
【名詞(人)】山田君、佐藤さん、田中君たち・・・
【代名詞】彼、彼女、彼ら・・・
【名詞(事)】質問、出来事・・・
【名詞(物)】本、スマホ、コップ、タオル・・・
【名詞(場所)】東京、日本、アメリカ・・・
【名詞(方向)】北、東、西・・・
【代名詞】あれ、それ、これ、あれら、これら・・・
形容詞
形容詞は「名詞や代名詞を修飾する言葉」で、「美しい」や「暑い」のような、日本語だと「い」で終わるものが主流です。
また、英語には「形容動詞」はないため、「形容詞と形容動詞」を一括で「形容詞」といいます。
例えば「綺麗な」という言葉は「形容動詞」に分類されますが英語では「形容詞」として扱います。
形容詞は修飾語(名詞を修飾)として使うか、補語(C)として使うかのどちらかとなります。
「美しい」→「美しいだ」とはならないので「形容詞」として扱う
「綺麗な」→「綺麗だ」となるので「形容動詞」だが英語では「形容詞」として扱う
動詞
「動詞」は「事物の動作・作用・状態・存在」などを表す言葉です。
「述語(V)」として使う場合、語順は5つの文型に当てはめます。
英語では大きく「be動詞」と「一般動詞」に分けることができます。
【be動詞】am、is、are、was、were、など
【一般動詞】run(走る)、stand(立つ)、play(遊ぶ)、など
副詞
「副詞」は「名詞以外」を修飾する単語です。「動詞」「形容詞」「副詞」などを修飾することができます。
副詞の語順は様々で、種類や意味合いによって置かれる位置が大きく変わる品詞です。
【動詞を修飾】run fast (速く走る)
【形容詞を修飾】so cute (とても可愛い)
【副詞を修飾】very well (とても良い)
助動詞
「助動詞」は、話し手の意思や意味を、動詞に加える単語です。
肯定文の語順は「主語 + 助動詞 + 動詞の原形」となり、
否定文は、助動詞の後ろに「not」をつける語順となり、
疑問文では、「助動詞 + 主語 +動詞の原形」の語順となります。
can (〜できる)
will (〜するつもり)
may (〜かもしれない)
must (〜に違いない)
shall (〜しましょう)
など
15個の基本的な「助動詞」について
前置詞
前置詞は、名詞の前に置いて意味を生み出す単語です。
日本語にはない概念のため、日本語訳だけで判断することはできません。
語順は「前置詞+(冠詞、所有格)+(形容詞)+名詞」となります。
at、 in、 among、 by、 for、など78種類。
冠詞
「冠詞」は名詞の前に置いて個数や独自性を区別する単語です。
「冠詞」は「a、an、the」の3種類だけしかありません。
接続詞
「接続詞」は単語と単語や文と文をつなぐ言葉です。
「接続詞」のあとには「主語+動詞のある文」がきます。
and、although、as、because、but、など
間投詞
「間投詞」は、あいづちや感情を表す単語です。
2語以上のフレーズも「間投詞」という一つの品詞と見なします。
oh (ああっ)
well (え〜っと)
really? (本当に?)
how can I say(なんというか)
you know (ほら)
let me see (え〜っとね)
など
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