「文中」での位置

各単語の位置は、まずは文型に依存します。 その上で「副詞」「形容詞」「前置詞句」など、何を修飾しているかによって配置する場所を変えます。

① 動詞と意味合いの深い「副詞」「形容詞」「前置詞句」は動詞の近くに置きます
② 動詞と関わり合いの薄い「副詞」「形容詞」「前置詞句」(例:場所、時間、方法・様子など)は文末に置きます
③文末に置く「前置詞句」「副詞」「形容詞」が2つ以上ある場合は、一般的に「方法・様子」「場所」「時間」の順で置きます

例えば、「I play basketball.」「with my friends」「at school」「in spring」 があった場合、「play」と親和性の高いものは「with my friends」となります。 更に、「場所:at school」「時間:in spring」なので 「I play basketball with my friend at school in spring」という語順になります。

I play basketball
+ with my friends
+ at school
+ in spring

I play basketball with my friend at school in spring



また、「She goes」「to school」「by bicycle」「everyday」があった場合、 「go」と親和性の高いものは「場所:to school」となるため「方法:by bicycle」や「時:everyday」よりも前に置かれます。

She goes
+ to school
+ by bicycle
+ everyday

She goes to school by bicycle everyday.

形容詞同士の位置

形容詞は「名詞や代名詞を修飾する言葉」ですが、同じ名詞を2つの形容詞で修飾する場合もあります。 その場合は、「感覚が先、事実が後」になるように並べます。 例えば「小さな黒いカバン」の場合は、「小さい」は人の感覚に依存するので「先に」、 「黒い」は事実なので「後に」配置します。そのため、「small black bag」が正しい順序になります。

形容詞が2つ以上同じ言葉を修飾する場合は、以下の順で並べます。
[感覚←]主観、大きさ、年齢、形、色、出身、材質、目的[→事実]

副詞の位置

副詞は、特に種類や意味合いによって置かれる位置が大きく変わる品詞です。 同じ単語でも複数の意味や役割があったり、違う品詞であったりするので注意しましょう。

【動詞を修飾する副詞】基本的に動詞の後ろに来ます
He speaks kindly.

【頻度を表す副詞】一般的に、一般動詞の直前、be動詞や助動詞の直後に置きます
→always, frequently, occasionally, often, rarely, seldom, once, usually, never, yearly, など

【否定、肯定を表す副詞】一般的に、一般動詞の直前、be動詞や助動詞の直後に置きます
→certainly, exactly, so, probably, no, not, never, hardly, など

【程度を表す副詞】一般的に、修飾する形容詞、副詞や動詞の前に置かれます。動詞を修飾する場合は、一般動詞の直前、be動詞や助動詞の直後に置きます
→most, very, much, quite, hard, well, enough, rather, almost, just, exactly, nearly, so, too, even, more, only, little, など

【態度や状態を表す副詞】動詞が自動詞の場合はその直後、他動詞の場合は目的語の直後に置きます
→carefully, cleverly, fast, happily, honestly, how, noisily, slowly, quickly, well, wisely, など

【時を表す副詞】文頭に置くことも可能ですが、一般的に文末に置かれます
→ago, before, formerly, ever, once, already, yet, early, soon, first, next, since, recently, now, then, today, tomorrow, yesterday, daily, など

【場所を表す副詞】動詞が自動詞の場合はその直後、他動詞の場合は目的語の直後に置きます。ただし「in the office」のように「~で」と訳せるような副詞句は文末におきます。
→here, there, somewhere, near, far, away, up, down, above, below, forward, backward, など

【原因結果を表す副詞】接続詞のように用いて原因や結果を表します。
→accordingly, consequently, hence, so, thus, therefore, consequently, finally, など

文末に置く「前置詞句」「副詞」「形容詞」が2つ以上の場合

上記の原則を使って順番を並び替えた後、文末に置く「前置詞句」「副詞」「形容詞」が2つ以上ある場合は、 一般的に「方法・様子」「場所」「時間」の順で置きます。

It snowed a lot here yesterday.
昨日ここでは多く雪が降った。
a lot → 方法・様子
here → 場所
yesterday → 時間





文法のページへ

英作文のページ(初級)へ

英作文のページ(中級)へ

無料の「基礎から始める瞬間英作文アプリ」を使って英文をチェックしよう