「関係代名詞」とは

「関係代名詞」は、同じ内容の言葉が出てくる2つの文を1つの文にまとめる働きをします。 文をまとめるには、従属節となる方の文の「同じ内容の言葉」を「先行詞」として前に出し、 直後に「関係代名詞」を補って「関係詞節」を作ります。 そして主文の「同じ内容の言葉」に「関係詞節」をくっつけます。

関係代名詞

2つの文を「and」で繋ぐこともできますが、「関係代名詞」を使って1つの文にすることでスマートな表現になります。

「関係代名詞」の種類

「関係代名詞」には「主格」「目的格」「所有格」の用法があります。
関係代名詞の格は先行詞により変わります。

関係代名詞



また、「関係代名詞」の使用方法として「関係代名詞の二重限定」「連鎖関係代名詞」「関係代名詞の並列」があります。

関係代名詞の省略

関係代名詞は「主格」の用法の場合は省略できませんが「目的格」の用法の場合は省略できます。

これは、私が昨日買った本です。
This is a book which I bought yesterday.
→This is a book I bought yesterday.

ただし、「前置詞の後に目的語を取る動詞」の場合は、 関係代名詞を省略することは出来ません。

She has the book which I've been looking for.
彼女は、私が探していた本を持っている。

また、関係代名詞が二重に限定する場合も後ろの関係代名詞は省略できません。

This is the woman that I know who can play the piano.
こちらが、ピアノを演奏できる、わたしが知っている女性です。

「主格」と「目的格」の見分け方

「主格」の関係代名詞は、すぐあとに「動詞」が続きます。

[主格の関係代名詞]
This is a car that was made in Japan.

「目的格」の関係代名詞は、すぐあとに「主語+動詞」が続きます。

[目的格の関係代名詞]
This is a book which I bought yesterday.



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