基本情報

「三単現のs」とは「三人称・単数・現在」の場合に動詞にsがつくというルールを表しています。 この「三単現のs」は、動詞によってはesがついたり不規則変化するものもあります。

三単現のs

三単現で特に重要なのが主語となる名詞が単数扱いか複数扱いかを区別することです。 そのため、「可算名詞」か「不可算名詞」かを区別し、 「可算名詞」であれば「単数」か「複数」かを区別することが重要になります。

「不可算名詞」の基準

ざっくり分けると「可算名詞」は「数えられる名詞」、「不可算名詞」は「数えられない名詞」となります。 名詞の中でも「一定の形や区切りがないもの」や「具体的な形のない抽象的なもの」が「不可算名詞」となります。 つまり、「いくら細かくしても性質が変わらない「同質性」のもの」や「そもそも形がないので細かくできないもの」 が「不可算名詞」として扱われます。

【一定の形や区切りがないもの】
paper(紙)
water(水)
ice(氷)
chalk(チョーク)

【具体的な形のない抽象的なもの】
music(音楽)
love(愛)
knowledge(知識)
difficulty(困難)

「不可算名詞」を数えるには

不可算名詞の量を数えるには、形や容器を示す語を不可算名詞の前につけなければなりません。

【形や形状を表す言葉を前につける】
two slices of toast (2枚のトースト)
a sheets of paper(1枚の紙)

【容器を示す言葉を前につける】
a cup of coffee(1杯のコーヒー)
two glasses of wine(2杯のワイン)

【一部分という言葉を前につける】
a piece of advice(1つのアドバイス)

両方の性質を持つ名詞

「可算名詞」と「不可算名詞」のどちらとしても使える名詞があります。 例えば「fish」は代表的な例の1つで、「魚の肉」として「fish」を捉えると どれだけ細かくしても「魚の肉」には変わらないので「不可算名詞」となり、 「1匹の魚」として捉えると「可算名詞」となります。

単数と複数の両方の性質を持つ名詞

「可算名詞」の中でも単数と複数の両方の性質を持つ名詞があります。 例えば「family」も代表的な例の1つで、「ひとりひとり」を意識する場合は複数扱いとなり、 「ひとつの家族」を意識する場合は単数扱いとなります。これらは「集合名詞」と呼ばれるもので 以下のようなものが代表例です。

company(会社)
firm(会社)
government(政府)
committee(委員会)
staff(スタッフ)
team(チーム)
audience(聴衆)

例外として「police(警察)」も「集合名詞」ですが、「police」は常に複数として扱われます。

muchとmanyの違い

manyは可算名詞に、muchは不可算名詞に使うことができます。

How many friends do you have?
友達は何人いますか?
How much money do you have?
どれだけお金を持っていますか?

お金を示す場合は注意が必要で「money」は「不可算名詞」になりますが、 通貨単位である「dollars」「pesos」などは紙幣や硬貨のように形のあるお金なので「可算名詞」に分類されます。

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