基本情報

使役動詞は「〜させる」という意味があり、「have」「let」「make」を使います。 それぞれ細かい意味は違ってくるので注意が必要です。 使い方としては「主語 使役動詞 目的語(人/物) 原形不定詞(してもらう動作)」の順に並べます。

「have」〜してもらう

「have + 目的語 + 動詞の原形」で「〜に…をしてもらう」という意味になります。 特に「義務や仕事としてさせる」場合に使います。

I had my father fix my bike.
父に自転車を直してもらった

また、「have+目的語(人以外)+過去分詞(done)」で「〜を…される」という意味になります。 こちらは「過去分詞」を使っていることに注意しましょう。

He had his wallet stolen.
彼は財布を盗まれた。

「make」強制的に〜させる

「make+目的語+動詞の原形」で「強制的に〜させる」という意味になります。

I’ll make him go.
私は彼に行かせるだろう。

「be動詞+made+to+動詞の原形」のように受動態にすることもできます。

I was made to study English by my father.
私は父によって英語を勉強させられた。

「let」〜するのを許可する

「let+目的語+動詞の原形」で「~に…させる」「~が…するのを許可する」という意味になります。

I will let my children play baseball in the park.
私は子供達が公園で野球をするのを許可するだろう。

「get」〜させる

使役動詞と同様の働きをするものに「get」があります。 「get+目的語+to不定詞」で「~に…してもらう」や「~に…させる」という意味になります。

Get him to clean the room.
彼に部屋を掃除させなさい。

また、「get+目的語(人以外)+過去分詞(done)」で「~を…される」や「~を…してしまう」という意味になります。

She couldn’t get her homework done by the deadline.
彼女は宿題を期限までに終わらせることができなかった。

ちなみに

以下の文は第五文型(SVOO)の形であり、使役動詞の分類とは異なります。 sadは「悲しい」という形容詞であり動詞ではないので、上記の分類からは外れることになります。

This story made me sad.
この物語は私を悲しくさせた。



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